他の人の歯の色を見て、『あれ?自分の歯は、少し暗いかも・・』と思ったら、
その原因は、テトラサイクリンとういう抗生物質が原因かもしれません。

今日は、テトラサイクリン変色歯についてです。

テトラサイクリンってなに?

テトラサイクリンとは、抗生物質の一種で、1960〜1970年代によく使用されていました。
風邪薬のシロップや、呼吸器系の病気の時に処方される一般的な薬で、
最近では、2010年頃にマイコプラズマ肺炎が流行った時にも使われていました。

テトラサイクリンで歯が変色する

歯が骨の中で作られる時期(0歳〜10歳頃)に、テトラサイクリンを長期的に内服していると、歯の象牙質が変色してしまうという事例が多数報告され、今では、テトラサイクリンはあまり使われ無くなっていますが、必要な場合には処方されているようです。

歯は、骨の中で少しずつ作られていくのですが、テトラサイクリンを飲んだ時期、飲んだ量によって、歯の変色度合いや、変色する場所は違ってきます。
歯が生えた後には、影響を受けません。

変色は、左右対称に、縞状に見られることが多く、歯が生えた後に紫外線をあたると変色が濃くなるという性質があるため、紫外線が当たりやすい前歯の変色が特に目立ちます。

テトラサイクリン歯の分類

テトラサイクリン歯は、変色の程度によって分類されています。

第一度

・淡い黄色、褐色、灰色で歯全体が一様に変色している。
・縞模様は見られない。

第二度

・第一度よりも色が濃く歯全体が一様に変色している。
・縞模様は見られない。

第三度

・濃い灰色、青みが買った灰色をしている。

・縞模様が見られる。

第四度

・全体的に着色が強い。
・縞模様が見られる。

テトラサイクリン歯の改善・治療法

テトラサイクリン歯は、見た目以外はほぼ健康な歯と変わらないため、医学的に問題視されていません。
しかし、その見た目から、その方が受ける社会的影響、心理的影響の大きさは計り知れなく、誰しもが、テトラサイクリン歯を白くしたいと願うのではないでしょうか?

テトラサイクリン歯を改善するには、大きく分けて4つの方法が考えられます。

被せ物治療<セラミッククラウン>

歯の全周を削って小さくし、その上から被せ物を接着するという方法です。

メリット

・短期間で治療を終えることができる。
・白さを選べる。
・歯の形・歯の並びもある程度選べる(症例による)

デメリット

・歯を削る量が多い。
・治療中は仮歯の期間がある。
・被せた後に歯の神経が炎症を起こす可能性がある。
・噛み合わせが変わる可能性がある。
・割れる可能性がある。
・歯周病になりやすくなる。
・値段が高額。

ラミネートベニア

歯の表側の面だけを削って、セラミック製の付け爪のようなチップを接着する方法です。

メリット

・短期間で治療を終えることができる。
・白さを選べる。

デメリット

・歯を削る(被せ物よりは削る量は少ない)
・仮歯が取れやすい。
・慣れるまで染みる症状が出る可能性が亜ある。
・割れる可能性がある。
・値段が高額。

ダイレクトボンディング

ダイレクトボンディングとは、歯の表面にレジンという歯科用プラスチックを貼り付けて表面を覆い、見た目を改善する方法です。

メリット

・短期間で治療ができる。
・被せ物やラミネートベニアと比較すると安価。

デメリット

・歯の表面を削る。
・取れる可能性がある。
・時間と共に変色する。

ホワイトニング

ホワイトニングとは、歯そのものを白くする方法です。
クリニックによって、方法が異なるので、ここでは、一般的な従来のホワイトニング方法と、当院のホワイトニング方法(トランセントホワイトニング)を区別してお話しします。

一般的な従来のホワイトニング方法  デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、歯科医院で過酸化水を使用したオフィスホワイトニングと、患者さんご自身がご自宅で行うホームホワイトニングを組み合わせて行う方法です。

<第一度、第二度の場合>
半年ほど、数回クリニックでのオフィスホワイトニングと、毎日ホームホワイトニングを行えば、白くなったと実感できるくらいには改善します。

<第三度、第四度の場合>
1年程度、ホームホワイトニングと、オフィスホワイトニングを組み合わせて行えば、完全に縞模様が消えてなくなるまではいかなくとも、気にならない程度までに改善の期待ができるようです。

メリット

・歯を削らなくて済む。

デメリット

・効果を実感するまでに時間がかかる。
・薬剤を使用したホワイトニングなので、歯にダメージを与える可能性が高い。
・染みる症状が出る可能性が高い。
・食事に気をつける必要がある。
(ホワイトニング中は、外側からの着色がつきやすい)
・根気よく続ける強い意志が必要。

トランセントフラッシュホワイトニング

当院で採用しているホワイトニングシステムです。歯にダメージを与える薬剤は使用せず、高出力の青色LEDを歯に当てることで、歯の中の着色物質を分解除去する方法です。

まずは、侵襲の少ない治療法から選択する

自分だけでは、どの治療法がいいのかわからないと思います。
治療法を選択するときのポイントとしては、侵襲が少ないものから始めてみるといいと思います。

歯は、削ってしまったらもう2度と元に戻すことはできません。
削って被せて、その状態が一生維持できる保証はなく、大抵の場合は再治療になるケースが多いです。
再治療になる理由としては、欠けてしまった、外れてしまった、歯が痛くなってしまった、などです。
治療で済めばいいのですが、最悪の場合は抜歯になるケースも考えられます。

その点、ホワイトニングは、上記の歯を削る治療法に比べると侵襲はあまりなく(トランセントホワイトニングの場合はほぼなし)、途中で止めることができます。

一番は、『ご自身の歯を、一生大切に使い続ける』ということです。

テトラサイクリン歯の治療に限った話ではありませんが、見た目だけ(色や歯並び)のために、
安易に歯を削らないでほしいのです。
中には、削るのがやむを得ないケースもあるのは理解しています。

歯を削ることを勧めてくる歯科医師も存在するので(かなりの数)、歯医者選びは難しいですね💦


テトラサイクリン歯ホワイトニングモニター募集しています。

当院では、テトラサイクリン歯でお悩みのホワイトニングモニターを募集しています。
当院のテトラサイクリン歯のホワイトニング実績としては、第一度のごく軽度の方のホワイトニングは担当させていただいたことがあります。(ご本人も自覚がないくらいの軽度な症例です)

ですが、当院と同じシステムを先に導入している東京の歯科医院様では、テトラサイクリン歯のホワイトニングの実績があり、効果を認めています。

テトラサイクリンでお悩みの方に、当院のホワイトニングを広くお届けしたいと考えています。
ご協力いただけます方は、公式LINE、もしくはお問い合わせフォームからご連絡ください。